ジョン・ギブスとノアルイズ新作のテスト盤

混み混み工場都合で9月にかたまってしまいつつある新譜3枚、ジョン・ギブスの12インチ2種とノアルイズ新作7インチのテスト盤が一気に揃った。昨夜、FUTUROとCorner Stone Barで試聴してきた。
(以下は試聴所見)

どでかいアルテックが置いてあるFUTUROでは、聴覚上では(好みで)ノアルイズの新曲が相性良し。マスタリング時に懸念していたロー側の若干の歪みも気にならなかった。これはアルテックの高中低域が分離せず混ざったせいと思われる。エアー感までばっちり再現したP社カットのリニアの高さはすごい。WAV版と聴き比べて、レベル高低以外はほぼわからない。とにかく良く「鳴って」くれて、同伴のVOXのO君も感銘。

ジョン・ギブスは特に何も感じないので良しとする。アルテックでディスコってのもね。なかなかオツなもんでしたよ。

さてサウンド・システムで有名なCorner Stone Barでは、ノアルイズは今ひとつ鳴りが悪い。相性だな。しかしここでもロー側は問題なかった。

こちらではジョン・ギブスが主役。ああだこうだとセッティング変えて聴いているうち、LORD ECHO「J’Ouvert」リエディットの本性というか意図?が見えてくる。これ、完全にこういう環境でのクラブ使用前提のものだ。幾らでも音量が上げ られる感じ。ハイが意図的に切ってあって、EQも適正で、音量上げてもきつくない。大音量でバランスが崩れない。民生用の機材でパッと聴いたぶんは案外地 味(音のこと)な印象なのだが、これにだまされてはいけない。デカい音で鳴らすと小音で聞こえてこなかった帯域の楽器が突然前面に主役で鳴り出す。音って のは不思議だ。

Hair Stylistics(中原先生)の「Trinidad」は、あらゆるEQ方向でも対応して鳴ってくれる自己主張の激しいリエディット。どこをどう聴いて もHair Stylistics。非常にクール。リミッターかコンプがきっちりかかっている風な音圧の高さも印象的だった。とにかく派手です。

「Trinidad」と「J’Ouvert」のオリジナル音源も問題なし。再現度が高かった。

3枚とも問題なくてホッとしたのが本音です。

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