月別アーカイブ: 2014年7月

ジョン・ギブスとノアルイズ新作のテスト盤

混み混み工場都合で9月にかたまってしまいつつある新譜3枚、ジョン・ギブスの12インチ2種とノアルイズ新作7インチのテスト盤が一気に揃った。昨夜、FUTUROとCorner Stone Barで試聴してきた。
(以下は試聴所見)

どでかいアルテックが置いてあるFUTUROでは、聴覚上では(好みで)ノアルイズの新曲が相性良し。マスタリング時に懸念していたロー側の若干の歪みも気にならなかった。これはアルテックの高中低域が分離せず混ざったせいと思われる。エアー感までばっちり再現したP社カットのリニアの高さはすごい。WAV版と聴き比べて、レベル高低以外はほぼわからない。とにかく良く「鳴って」くれて、同伴のVOXのO君も感銘。

ジョン・ギブスは特に何も感じないので良しとする。アルテックでディスコってのもね。なかなかオツなもんでしたよ。

さてサウンド・システムで有名なCorner Stone Barでは、ノアルイズは今ひとつ鳴りが悪い。相性だな。しかしここでもロー側は問題なかった。

こちらではジョン・ギブスが主役。ああだこうだとセッティング変えて聴いているうち、LORD ECHO「J’Ouvert」リエディットの本性というか意図?が見えてくる。これ、完全にこういう環境でのクラブ使用前提のものだ。幾らでも音量が上げ られる感じ。ハイが意図的に切ってあって、EQも適正で、音量上げてもきつくない。大音量でバランスが崩れない。民生用の機材でパッと聴いたぶんは案外地 味(音のこと)な印象なのだが、これにだまされてはいけない。デカい音で鳴らすと小音で聞こえてこなかった帯域の楽器が突然前面に主役で鳴り出す。音って のは不思議だ。

Hair Stylistics(中原先生)の「Trinidad」は、あらゆるEQ方向でも対応して鳴ってくれる自己主張の激しいリエディット。どこをどう聴いて もHair Stylistics。非常にクール。リミッターかコンプがきっちりかかっている風な音圧の高さも印象的だった。とにかく派手です。

「Trinidad」と「J’Ouvert」のオリジナル音源も問題なし。再現度が高かった。

3枚とも問題なくてホッとしたのが本音です。

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8/23 大阪・堀江でイベント開催します

エムが12年ぶり?イベントします!
ワールドミュージックの老舗プランテーションさんとの共同開催で、東京よりSoi 48を招いてのタイ音楽スペシャル!

プランテーション音楽塾
=タイ音楽特別企画=
「Soi 48 + 江村幸紀(エム・レコード)トーク&試聴会 at 北堀江 FUTURO」

第一回:モーラム編その1~名曲を聞いてみよう~

日時:8/23(土)
18:00 open 18:30 start
参加費:2000円(税込)+1ドリンク500円オーダー(カレー、サンドウィッチ、タイカレー→予定、ピザ、など別料金でお食事もできます)

場所:FUTURO
大阪市西区北堀江1-15-18-1F
Tel/Fax: 06-6532-5830

数年の沈黙を破りプランテーション音楽塾が限定復活! 先日アンカナーン・クンチャイの来日公演を成功させ、ますますタイ音楽伝導の使命感に燃える東京のユニットあのSoi 48と、タイ音楽邦盤化を義務とするエム・レコードが、プランテーション/丸橋基の司会で皆さんと共にタイ音楽を語り聴きたおすシリーズが始まります。

第一回は古今東西類例なきタイ東北部の音楽「モーラム」がテーマ。現代タイ歌謡に不動の位置を築いたモーラムですが、目鼻が付きにくいジャンルであることは確か。そもそもモーラムって何? ルークトゥンとの違いは? 伝統&現代モーラムの違いって? 実際モーラムの良さって? 等とっても基本的な疑問を丁寧に考えつつ、モーラムの過去、現在とその秘密に迫る! 本では読めない貴重体験をお約束。当日はタイ現地盤CD&レコード(レア盤あり)も会場で即売致しますので、そちらもお楽しみに!

※席に限りがあるため要予約でお願いします。ご希望の方は<info@emrecords.net>もしくは<plantation1@nifty.com>にお名前/ご連絡先をメールして下さい。

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8/23 イベント第2部!タイDJ!

Soi 48 (DJ) & Batopaha Mar (BGM) at Corner Stone Bar Start(南堀江):21:00頃

charge:¥1000(1drink込)
FUTUROイベント終了後、FUTUROより徒歩5分の南堀江Corner Stone Barにてアフターパーティ決定!
Soi 48 & BatopahaMar (asian BGM plantation)でゆる~くDJオンリー。独自のセレクションで東南アジア音楽をじっくり、じっとりお届けします。皆さん気軽にお越し下さいませ。

場所:Corner Stone Bar
大阪市西区南堀江2-13-26-2F
(1FがライブハウスSocore Factoryです)
Tel: 070-5047-2457

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お問い合わせ:

エム・レコード

EM Records


Tel: 06-6608-3486
<info@emrecords.net>

プランテーション
大阪市中央区西心斎橋1-9-28 リーストラクチャー西心斎橋 3F-302
http://www.plantationwebshop.com/
Tel: 06-4704-5660
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Soi 48(宇都木景一&高木紳介):
タイ音楽を中心に世界各国の音楽を発掘・収集するユニット。シングル盤再発や、東南アジアでのDJツアー、 エムのタイ作品の監修、『CDジャーナル』にて「いってきます。(ちょいとアジアのレコ屋まで)」連載、モーラム歌手アンカナー ン・クンチャイの来日招聘など、タイ音楽や旅の魅力を伝える活動を積極的におこなっている。

Aug 23 Thai music special at FUTURO, Osaka

 

陰猟腐厭 Inryo-fuen [Early Works 1980-82] CD版 本日発売

陰猟腐厭『初期作品集 1980-82』CD版 本日無事に発売しました!

Inryo-fuen [Early Works 1980-82] CD version now available.

LP版は7月末の入庫予定です。(もう一体いつ発注したか覚えてない)

今も吹っ飛ばされる最高の作品群を、バンドとともに懸命に作業し、出来る限りの高音質クオリティにしました。
どうかよろしくお願いします!

Pip Proud LP入庫しました(やっと)

ピップ・プラウドLP版やーーーーーっと入庫しました。
ホントいつ発注したか忘れましたよ。
LPサイズはやはり迫力が違いで、苦労して入手したピップの表側写真も映える!

今回はジャケットをコート面にしつつ、あえてつや消しニスをかけてみた。マット面印刷にすると細線がつぶれる→肝心の歌詞が読みにくくなるため。

あと、インナースリーヴの片面が10分の1ミリ単位の程度で版ズレがあり(4色刷り+細線白抜きにしたので止む無し)それが妙に60/70年代のレコードな雰囲気になってしまった。これも味わい!

Pip Proud vinyl version in stock