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8/18(金)Nippon Ongaku ニッポンオンガク #3のお知らせ

★8/18(金) Nippon Ongaku ニッポンオンガク #3のお知らせ★


今年もまたまたまた日本の音楽をかけます。

日本音楽の紹介者としてDJ/選曲家/ミュージシャンとして活躍、欧米ではオーソリティーであるJapan Bluesことハワード・ウィリアムズ。ベストセラーとなった英Honest Jonsでの浅川マキの海外再発の発起人であり、今春は長年温めていた念願の和物ディスコ・ファンクのコンピレーション企画『Lovin’ Mighty Fire: Nippon Funk, Soul, Disco 1973-83』(英BGP)を編纂して旋風を起こし、自身もリミキサーとしてソロ作品を発表するなど精力的に活動するハワードさん、今年も来日(魂の里帰り)されますので恒例の「ニッポン音楽」ナイトを開催します。流すのはぜーんぶ日本の音楽のみという縛りのイベントで、個性的なDJとバンドが彼をサポートし、皆様を暖かくお迎えします。さーて、今回は一体何がかかるんでしょうか!?

DJ: Japan Blues (Howard Williams from London / ex-Honest Jons)

SUPPORT DJs:
DJ Mr. jin(from 国産黒盤會)
Neko Massive(Folk Night)
DJ Genyah-Man(レコード北摂スタイル)
DJ薬師丸(セーラー服)

SPECIAL LIVE:
I M O (アイエムオー)

■会場:Corner Stone Bar
〒550-0015 大阪市西区南堀江2-13-26 2F
■日時:2017年8月18日(金)
■START:19:00〜 ※ハワードさん出番は早い時間帯になりますのでお気を付けください
■CHARGE: 1000yen

Facebookページ:https://www.facebook.com/events/117421565554360/?fref=ts

=SMOKE-FREE 当日は場内禁煙ご協力お願いします=

8/6(日)神保町・試聴室『TRIP TO(おてもやん)ISAN』のご案内

★8/6(日)神保町・試聴室のイベント『TRIP TO (おてもやん)ISAN』のご案内です★

井手健介さんと神保町・試聴室さんのお誘いで、井手健介と母船『おてもやん・イサーン』12インチと、ベストセラーになっているSoi48の著作『旅するタイ・イサーン音楽 ディスク・ガイド TRIP TO ISAN』の2作の発売記念トークショーに参加致します。

今回はこの2作にまつわる話を中心に、いつもの江村&Soi48とのコンビに加え、井手健介さん+母船のベーシスト、墓場戯太郎さんを交えてトークをします。和製タイ・ポップス(?)という新ジャンルを提唱する「おてもやん・イサーン」は逸話だらけですが、そもそもはSoi48との交流が無ければ生まれなかった曲です。そのリリースへ道のりを改めて辿りながら、タイ音楽のエキスパートであるSoi48のガイダンスで、井手作品に関係する現地タイ音楽を聴いていきます。また関連映像も流しながら、初めて方にはよく分からないタイ音楽の解説と用語の説明を丁寧にしていきたいと思います。井手健介と母船のファンだけでなく、ワールドミュージック、クラブミュージック、日本のポップス好きの方にも興味深い話になると思います!今回は特別に試聴室さんがタイ料理を出されるそうなのでこちらも楽しみです!

以下、試聴室の公式ページより抜粋:

■『TRIP TO(おてもやん)ISAN』■

登壇: 江村幸紀 (エム・レコード)、Soi48、井手健介、墓場戯太郎(母船ベーシスト)

出店:EM Records、Soi48
タイ料理:試聴室

■2017年8月6日(日)
■開場:18:00 / 開演:18:30
■料金:予約 2,000円 (1ドリンク, スナック込)

Soi48『旅するタイ・イサーン音楽 ディスク・ガイド TRIP TO ISAN』、井手健介と母船『おてもやん・イサーン』発売記念トークショー!
両者をつなぐキーパーソン・EM Recordsの江村幸紀さんを大阪よりお迎えして、タイ・イサーンの音楽<モーラム・ルークトゥン>をめぐる果てしない旅について、そして海を渡って完成した和製モーラム・ルークトゥン「おてもやん・イサーン」について語ります。
ここでしか聴けない(?)タイの音源や、「おてもやん」元曲のヤバすぎる秘蔵MVの上映などもご堪能いただける予定です。
また、EM RecordsとSoi48による豊富なマーチャンダイズも有りマス。お楽しみに!

視聴室web:

http://shicho.org/2017/08/1event170806-2/

〒101-0065 東京都千代田区西神田3丁目8−5

バンコクナイツ・トリビュート12インチ入荷状況につきまして

関係各位ならびに顧客の皆様、

1月21日(土)発売のバンコクナイツ・トリビュート第二弾、スティルイチミヤx COMPUMA『バンコクナイツ』の12インチですが、当初の予想以上に注文が集まり、また輸送途中で破損したものレコードもあって、イニシャル・プレス入庫分が相当数ショートしております。すぐ追加プレスを発注し、予定では1/21発売前に納入されるはずでしたが、工場が混んで1週間程度の遅延が発生したため、現時点では1月第四週の入庫予定となっております。

そこで受注日時順に発送を対応させて頂き、在庫が無くなった時点で、追加プレス納品を待って発送させて頂きます。そのため一部店舗・顧客様につきましては、現時点の予定で、納品が1月第4週中になり、発売日から3,4日程度遅れての納入となります。不都合誠に申し訳ありませんが、ただ今最善を尽くしておりますので、どうか悪しからずご理解頂けますようお願い申し上げます。※数量は発注頂いた枚数をご用意させて頂きますのでご安心ください。

また、再度の品切れでご迷惑をおかけしておりますトリビュート第一弾の坂本慎太郎xVIDEOTAPEMUSIC『バンコクの夜』12インチですが、1月第4週に枚数限定で再入荷致します。各小売り店様にはご予約順に追加納入して参りますので、今しばらくお待ち頂けますよう、お願い申し上げます。

エム・レコード

坂本慎太郎xVIDEOTAPEMUSIC 12インチ再入荷予定

=坂本慎太郎 x VIDEOTAPEMUSIC『バンコクの夜』12インチの再入荷予定につきまして=

現在、幾つかの店舗様で未入荷/品切れとなりご迷惑をおかけしております今回の『バンコクの夜』12インチですが、12月最終週に枚数限定で再入荷致します。その後、1月下旬〜2月下旬に再度の入荷を予定しています。各小売り店様にはご予約順に発送して参りますので、今しばらくお待ち頂けますよう、お願い申し上げます。

 

9/24〜10/1 爆音映画祭と山口YCAM、他イベントのお知らせ

9/24〜10/1「爆音映画祭」と山口県 YCAM(ワイカム)イベントのお知らせ

 

9月24日から10月1日までの一週間、映画+音楽+ライブが複合したタイ関係のイベントが開催されます。以下、その詳細をご案内致します。首を長くして待っていた方も多いかと思います。よろしくお願い致します。

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■9/24(土)■
会場:山口 YCAM

山口 YCAMのウェブ:http://www.ycam.jp/events/2016/sound-tectonics-18/

『バンコクナイツ』ジャパンプレミア“爆音”上映

sound tectonics #18 バンコクナイツ トリビュート・ライブ

遂にベールを脱ぐ『バンコクナイツ』の日本プレミア上映と共に、モーラム軍団と日本のラップ・グループstillichimiyaのライブが行われます。モーラム側はアンカナーン・クンチャイとポー・チャラートノーイというタイの人間国宝が出演します。

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■9/27(火)~10/1(土)■
会場:渋谷WWW

『爆音映画祭2016 タイ・イサーン特集』

爆音映画祭のウェブ:http://bakuonthai2016.com/

■9/27(火)「モーラム・ライブ」
出演:アンカナーン・クンチャイ、ポー・チャラートノーイ、ポンサパーン・ウパニ日本側からは井出健介 & attc vs Koharuというこの日だけのスペシャル編成。
DJ:Soi48
※今回を逃したら二度と観ることのできない組み合わせです!

■9/28(水)「爆音社会派映画特集」

上映作品順:
『トーンパーン』(1976)
『東北タイの子』(1982)
『タクシードライバー』(1977)

■9/29(木)「爆音大衆映画特集」
上映作品順:
『花草女王』(1986)
『ルークトゥン・ミリオネア』(2013)
『モンラック・メーナム・ムーン』(1977)

■9/30(金)「爆音アピチャッポン特集」
上映作品順:
『アートプログラム<中・短編集>』(2005-2010)
『光の墓』(2015)
『アイアン・プッシーの大冒険』(2003)

■10/1(土)スペシャル・イベント『バンコクナイツ』東京プレミア爆音上映
ミニ・ライブ:stillichimiya
トーク:空族、Soi48、樋口泰人、その他予定
DJ:Soi48

※『バンコクナイツ』は来年2月から全国各地で公開されます。そこで物は考えよう。全部観たいけど時間がない!という方、『バンコクナイツ』は後からでも観れます(DVDにしないのが彼らの流儀ですが)。アピチャッポンも他でなんとか観れます。しかし、9/28、9/29のタイ映画は本国でもDVDになっていないものが大半で、今回1回きり。逃すとタイに行って苦労して字幕無しの海賊DVDを探すより他はありません(たぶん出て来ないでしょう)。

今回の『バンコクナイツ』~爆音映画祭とタイポップスを絡めた文章を「タイ音楽の面白い話#2:あなたは水牛に乗る人ですか?」にまとめて掲載しています。予備知識的にぜひお読み下さい。

・タイ音楽の面白い話#2:http://emrecords.net/thai_music_article_2_sep_2016/

ちなみに「タイ音楽の面白い話#1」はこちら:http://emrecords.net/thai-music-story-lam-phaen-doi-inthanon/

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こちらはタイと関係ない大阪のイベントのご案内です。

■9/25(日)■
●The DREAM SCENE:夢想が生んだ架空のコンサート・フライヤー&ポスター展 at OSAKA
時間:13:00-14:00
会場:Pulp(大阪)
内容:同イベントの最終日に、DJ 行松陽介とエム・レコードの江村の2人で公開対談を行います。何を話すのか全く未定(!)です。

FBページこちら:https://www.facebook.com/events/1202661843124336/

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過去最大のタイ音楽フェアー大好評開催中!
<http://emrecords.net/thai_music_campaign_sep_17/>

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強力特典付き!タイ音楽フェアー開催のお知らせ(開催9/17〜)

■エム・レコード+Soi48:タイ音楽フェアーを開催します!■

 

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「タイ音楽フェアー」目印はこのシールです。

「タイ音楽」の素晴らしい世界を広めるため、Soi48とタッグを組んでリリースを続けております、エム・レコードのタイ音楽アーカイブ・シリーズもいよいよ10タイトルを数えることになりました。

その過程で、空族の最新劇映画『バンコクナイツ』(2017年2月全国公開)にエムのタイ音楽アーカイブから楽曲が提供されることになり、また、来年公開の海外の複数の映画でもサントラ使用が決定。9月24日には山口YCAMにて『バンコクナイツ』日本プレミアに併せてアンカナーン・クンチャイ、ポー・チャラートノーイを迎えたモーラム・ライブを開催。9月27日〜10月1日は、渋谷WWWにて「爆音映画祭:特集タイ|イサーン」が行われます(初日9/27はモーラム・ライブ)。

そこで今回、アンカナーン・クンチャイ、ポー・チャラートノーイの来日を祝い、9/17発売の新譜、ソンタヤー・カラシン『グレードAの男』とアンカナーン・クンチャイ『みんな、忘れないでね』の発売に併せ、対象商品を複数枚同時に購入された方に『幻の音源』を収録した非売品CDをその場でプレゼントする過去最大のタイ音楽フェアを開催致します!

キャンペーン期間:9/17〜12月末頃(特典CDが品切れになった時点で打ち切りとなります)

対象店舗:ディスクユニオン/HMV EC(ローチケHMV)/タワーレコード(渋谷/新宿/梅田大阪丸ビル/京都/オンライン)

※フェアーご参加希望の店舗様は、こちらまでお問い合わせ下さい。

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(特典CD現物イメージ)これを逃すと二度と手に入らないタイ音楽マニアも驚きの音源。民謡「ソーラン節」と和モノ曲「恋の季節」の女性タイ語カヴァー(70年代録音)を収録した非売品CD。昨年反響を呼んだあの「ソーラン節」「恋の季節」男性タイ語版7インチと対になるアイテムです!(CDRではありません)

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対象商品:エム・レコードのタイ音楽シリーズCD/LP版:

・トンファド・ファイテッド『ディー・ソー・イサーン:ザ・ノース・イースト・ヴァイオリ ン・オブ・トンファド・ファイテッド』[EM1101CD]
・アンカナーン・クンチャイ『イサーン・ラム・プルーン』EM1126CD
・アンカナーン・クンチャイ『イサーン・ラム・プルーン』EM1126LP
・ダオ・バンドン『コン・キー・ラン・クワーイ(水牛に乗る人):エッセンシャル・ダオ・バンドン』EM1131CD
・ダオ・バンドン『コン・キー・ラン・クワーイ(水牛に乗る人):エッセンシャル・ダオ・バンドン』EM1131LP
・ホントーン・ダーオウドン『バンプ・ラム・プルーン:エッセンシャル・ホントーン・ダーオウドン』EM1142CD
・ホントーン・ダーオウドン『バンプ・ラム・プルーン:エッセンシャル・ホントーン・ダーオウドン』EM1142LP
・クワンター・ファーサワーン『憎っくきモーターサイ:ザ・ベスト・オブ・ラムペーン・シスター・ナンバー・ワン』EM1145CD
・クワンター・ファーサワーン『憎っくきモーターサイ:ザ・ベスト・オブ・ラムペーン・シスター・ナンバー・ワン』EM1145LP
・パイリン・ポーンピブーン『ラム・クローム・トゥン~幻の白い鳥:エッセンシャル・パイリン・ポーンピブーン』EM1147CD
・パイリン・ポーンピブーン『ラム・クローム・トゥン~幻の白い鳥:エッセンシャル・パイリン・ポーンピブーン』EM1147LP
・ステープ・ダーオドゥアンマイ・バンド『俺たち兄弟、都会を行く』EM1149CD
・ステープ・ダーオドゥアンマイ・バンド『俺たち兄弟、都会を行く』EM1149LP
・V.A.『ドイ・インタノンの仕事:イサーン・ポップス名作選』EM1152CD
・V.A.『ドイ・インタノンの仕事:イサーン・ポップス名作選』EM1152LP
・ソンタヤー・カラシン『グレードAの男』EM1156CD
・ソンタヤー・カラシン『グレードAの男』EM1156LP
・アンカナーン・クンチャイ『みんな、忘れないでね』EM1157CD
・アンカナーン・クンチャイ『みんな、忘れないでね』EM1157LP

★★★更に爆弾情報!非売品7インチシングル★★★
ディスクユニオンさんでは、このフェア以外では入手不可能なスペシャル7インチを独自特典としてプレゼントされます。A面はバーイエン・ラーケンによる鬼のキラー・モーラム、B面は鳥の声をイメージしたフルートと効果音が入った、スピリチュアル/アンビエント・モーラム・チューンの幻の傑作です(あり得ないカップリングで生涯の宝物!)。マスタリングはおなじみRuv Bytes倉谷氏。詳細はディスクユニオンさんのウェブにてご確認下さい!
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8/28 弓神楽ライブ @BE-WAVEのお知らせ

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https://www.facebook.com/events/1025725497483128/

■■ Soi48 VOL.20 神弓祭(弓神楽 RELEASE PARTY!)■■

日時:8/28 (日) 19:00-24:00
会場:BE-WAVE(歌舞伎町)
エントランス : 2,000yen(玉串料含む)

※入場頂いたお客様にはお神札(おふだ)が頂けます。
※弓神楽(神弓祭)は21時より1時間程度を予定してます。

「田中重雄/弓神楽」のリリースを祝っての「神弓祭(じんきゅうさい)」を開催します!
広島県府中市上下町井永八幡神社より、弓神楽の唯一の後継者である田中律子宮司を迎えてお送りするスペシャルすぎる一夜!!!
フロアに祭壇を設け、神事としての弓神楽をBE WAVEで完全再現致します。
迎えるSOI48のDJ陣は果たして何をプレイするのか?
伝統音楽とクラブミュージック、生の音楽とレコードの関係性を問い直す前代未聞のパーティをお見逃しなく!
(きっと「何か」が起こります!)

8/21船上イベント:コンピューマ feat. 竹久圏

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http://zarada.tumblr.com/

https://www.facebook.com/shipoffoolsosaka

■■TOM & Ship of Fools■■

日時:8/21 (日)
集合:17:30(場所は後日お知らせ)
船:Ship of Fools
予約:¥2500(20名限定!)
※お名前、人数、携帯番号を以下アドレスまで送ってください。

moistyhand@gmail.com

知ってる人は大阪イベント通? 大阪湾岸クルージングする船上イベント「Ship of Fools」にCOMPUMAさんが登場。
昨年発表したアルバムを共作した竹久圏さんとライブされます。江村は例のHakuのLPと12”その他を持って乗船しDJ
でサポートさせて頂きます。

※要予約ですのでお気をつけ下さい!

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ライブ:コンピューマ feat. 竹久圏
DJ:江村幸紀(EM Records) / そよ風工房(DISTEST・BIOMAN・oboco)
音響・録音:東岳志(PLANT LAB.)
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フライヤー
イラスト:パトリック・ツァイ
デザイン:廣田碧
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タイ音楽の面白い話:「ラム・ペーン」はモーラムのロックなパタナーだったか?

■■■タイ音楽の面白い話:「ラム・ペーン」はモーラムのロックなパタナーだったか?■■■

普段エムでSoi48の解説で接して頂いているタイ音楽ですが、たまには自分の言葉で書いてみたいと思います。え?大丈夫かって?マイペンライです(!?)

ドイ・インタノンというタイ東北地方、通称イサーン出身のプロデューサーがいて、70s-80sにかけてコンサート現場〜芸能界でギラギラな活躍をしていた。ドイ・インタノンは芸名で、タイ北部チェンマイにあるタイの最高峰の名をそのまま使っている。我が国ではつまり芸名「富士山」。ドイさんに命名の理由を尋ねると「若かったからね〜」。

このドイさんはタイ・ポップスのルークトゥンはもちろん、イサーンの伝統大衆芸能のモーラムも当然のごとく手がけたのですが、これがまたモーラム愛好家が眉をひそめそうな、物議をかもすようなものばかり。その突端が「ラム・ペーン」というドイさんが作って流行らせた新型のモーラムでした。ラム・ペーンは1982,3年頃に現われて、90年代まで続いたらしい(現在もあるにはあるそう)打ち上げ花火のように栄えた、実にいかがわしくもゲキ最高なモーラムであります。これに日本で最初に気付いて言い出したのは我らがSoi48であります。90sのUKジャングルの感じ?いや違うか? 何がcoolかというと、息継ぎもままならないほど矢継ぎ早に、思い切り下世話なイサーン庶民の現実と夢想をラムした歌詞。たぶん。「たぶん」というのは、イサーン語が難し過ぎて分からないので、全部のラムが理解できるわけではないからですが、それでも訳出で判明したものが全て期待を裏切らないもので、良く言えばストリート感、そのままだとダメなイサーンの日常。よくぞここまでグダグダにやったものだ。この采配こそドイさんのセンスで、今から30年前の作品ながら、現在のイサーン人ギャルにいまだにウケるというダンス音楽です。このラム・ペーンを頂点とするドイ制作のモーラムはたいてい歌詞が長く、テキストに起こしてみると更によく分かります。同じイサーン出身のプロデューサー、スリン・パクシリ制作の歌詞に比べると文字量は2、3倍、ものによってはもっと多い。毎回エム盤の印刷物のページ数計算に頭を悩ますのであります。これをレコード上では、他の曲と同じ3,4分くらいでラムしていくから、伸びやかに喉を鳴らして朗々と歌うなんてことはなく、立て続けに言葉を継ぐ、もうほとんどラップの域です。

ラム・ペーンの音楽スタイルについては、イサーンの地方にあるモーラムの「型」を土台にしたとのことです。そう、モーラムは型が命!厳しい人なら型が崩れたらもうモーラムじゃない、モーラムもどきの歌だ、ということになる。ラム・ペーンには70年代から大流行が続いたラム・プルーンの影が見て取れ、特に初期には影響が濃厚で、ぱっと聞くとラム・プルーンと間違えそうですが、ドイさんは取材で、ラム・プルーンよりテンポが早いんだよとその場で机をドンドン叩き、その違いはテンポにあり!と強調しておられました。非常にざっくりした数値ですが、ラム・プルーンはBPMが100前後くらいとして、アンカナーン・クンチャイの名曲「イサーン・ラム・プルーン」はそれより少し遅く、これに対してラム・ペーンはBPMで+20かもっと、きっちりと速い拍子でラムされるのです。同じ頃に出現するもうひとつのBADな高速モーラム、ラム・シンとは出自の筋が全く違うので比較は難しいものの、どちらも「は、速え〜!かっけ〜〜!」というロック的?感覚でウケたことはほぼ間違いない。理屈は分からないが、速い=かっこいい、世界のユースに共通の価値観です。

この「ラム・ペーン」の第一号というのがバッチリ存在していて、それはトーンマイ・マーリーという男モーラムのやった「ラム・ペーン 4ハイの男」そしてクワンター・ファーサワーンという女モーラムの競作「ラム・ペーン 4ハイの女」です。両方とも鬼の大ヒット。最初から対になっていて、ドイ先生、仕掛けてるぜ〜!感が分かります。同じ曲を男女別の歌詞で歌うのは、60年代にルークトゥンの王様、スラポンがポンシー・ウォーラヌットと組んで流行らせたスタイルで、カバー・ヴァージョンではなくて、対になって歌が完結する形式。日本では類例がひけそうでひけない、タイ独自の芸能でしょうか。「4ハイの男/女」はそれをきっちり踏襲しています。

さて、歌詞です。トーンマイの「4ハイの男」は、俺は酒豪、8日間飲み続けても問題ない、一晩で4ハイいける、俺はクールガイ。「アニキ、男とは?」「飲むことよ!」(引用:渡達也&渡瀬恒彦の松竹梅CM)。この4ハイの「ハイ」はタイ語で甕(かめ)=酒を入れる土器の瓶のことで結構デカい。しかも中身は凶悪な米の密造酒だ。これを4ハイいっちゃう。
いっぽう、クワンター・ファーサワーンの「4ハイの女」は、「4ハイの男」を頭からあしざまに罵倒する。カクテル2,3杯でふらついて水牛にぶつかるようなお前(笑)ほら吹きもいいかげんにしろ 飲むならメコンでもホントーンでも何でも持ってこい、サシで勝負してあげるわよ!とストロングなオネエチャンが啖呵を切る。これが当時、カセットテープでカップリングで発売され爆ヒット。恐らくセールス単位は千や万でなく10万という凄さで、買うのはイサーン人かラーオ系タイ人のみ。何故か?全てコテコテのイサーン語でラムされていたからです。中央(バンコク)や南部のタイ人には、何がラムされているのかさっぱり分からないし興味もなかったでしょう。何しろ中央タイはイサーンを卑下していた(いる)から。

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この際、ドイ・インタノンがただのプロデューサーではなかったところ、もう少し解析してみます。

クワンター・ファーサワーン「ラム・ペーン 4ハイの女」でドイは3つの新しいことを試みた。ひとつは、ラム・ペーンという新型モーラム、二つ目は女性モーラムのイメージの刷新、三つ目は当時の最新メディアであるカセットテープでの販売です。そのカセット・アルバムは、トーンマイ・マーリー「4ハイの男」との両A面というカップリングで話題性も十分(※掲載写真は当時のカセットインデックス)。値段も比較的安価で、イサーン人労働者にとってはLPレコードより随分と手が出しやすくなった。それでも、日本人感覚に演算すると1本2500-2800円、所謂レコード業界で言うフルプライス、にあたると誰かが書いていました。カセット1本とはいえ贅沢品です。
三つ目の女性モーラムのイメージの刷新というのが実は大きなポイントで、従来は、モーラムでもルークトゥンでも可憐で美しい歌姫像というのが必須条件で、浅黒い肌のイサーン人歌手は白い肌に化粧し、丸顔を隠すため斜めから撮影するなど涙ぐましい演出をしていて、アメリカ黒人がやっていたコンクと思考は似たのものだった。歌う内容には、都はるみの「着てはもらえぬセーターを 寒さこらえて編んでます〜」ばりの、男性に媚びた演出も多分に含まれていた。その最たる例が、ドイさん制作の最初のスター歌手となったホントーン・ダーオウドンで、松田聖子を思わせる徹底的なぶりっ子で通し、結婚して引退という見事な芸歴だった。クワンター登場以前はほぼ全てこのイメージといっていい。

しかし、声はいいがルックスに問題があった(ドイ本人談はもっと過激な表現でしたが……)クワンターはそれまでにない強烈な個性、男どもを罵しり、怒りの感情をむき出す「ロックな」女性モーラムという演出で登場した。そのヘアスタイルもロック。写真は無表情で正面向いてドーン!新時代到来!ラムでは、仕事しない、金も無いのに酒ばかり、女を追いかけ、妻子がいたら隠して浮気、そんな駄目イサーン男どもに喝!というクワンターは、後に米に登場する姉御ラッパーの先駆けではないか?イサーン女はさぞスッキリし、イサーン男は「言ってくれるぜ!」とウケたのではないかと思います。うがって見ると、ドイの手になる歌詞と演出で、現実にはできそうにないことを、クワンターに代弁させたということではないか。自分の経験では、タイの残念な男連中、実はこれが少なくなく(笑)現実は駄目な男をもてあます日常ゆえ、クワンターのラムがより小気味よく響いたのかもしれません。音楽でも映画でも、人の口の端に上るのは、自らの周囲に起こっている日常ではないのです。※ただし、このへんは私独断の説なので、真に受けないように〜。

このラム・ペーンが威力を最大限に発揮した曲は、クワンターの「憎っくきモーターサイ」、ステープ・ダーオドゥアンマイ・バンド「俺たち兄弟、都会を行く Pt.1 & 2」あたりではないでしょうか。
「憎っくきモーターサイ」は自分の婚約者をこともあろうにバイクに取られた(他の女ではなく!)女の絶望感を歌い、憎っくきモーターサイの轍にゲロを吐いてしまいたい、というマッドな怒りが、軽快なバイクのエンジン音に混ざって爆発する。
「俺たち兄弟、都会を行く」は、イサーンの2人兄弟が「コンドミニアムってのを見に行こうぜ!」と、切符代をケチって入場券で駅に入り、列車の屋根に乗ってバンコクに乗り込み、自虐的なイサーン人ネタでバンコクっ子とやりあう珍道中を描写したもの。実はこれ以外に聞いたことがない「男二人の掛け合い」のラムがキラーで、熱いロックなノリはクリスタル・キングを思わせる……のは80sを生きた自分だけか。これから行くぜ!というスタート感に溢れた曲で、Soi48がよくDJでド頭にかけるチューンでもあります。ネタばらし。

歌手のキャラクターに応じて全く違う世界の歌詞を書き分け、しかもセンセーションを起こすプロデュース演出ができたドイ・インタノンは、元々、作詞家として注目された人で、その才を先達の先生方に認められ、音楽業界で生計をたてるようになった。最初期の仕事であるルークトゥン・イサーンの名曲「バンコクなんて嫌いさ」は、イサーン人の複雑な心境をオチをつけてポップスにした歌詞が見事。題名も素晴らしい。これはDJの誰かさんがタイ・ファンクとしてブートのコンピに入れてましたネ!タイの歌謡音楽界は作詞家が最も地位が高いように思われ、日本に少し似ているかもしれません。日本の歌謡曲では高名な作詞家の先生に依頼して歌詞を「頂戴し」、それに音楽を付けてヒット曲を作るという図式があった。SSWブームの後にその牙城が揺らいだのだったか、それはともかく、タイも作詞家で大成するのが最も名誉を集めることになっていて、現在もその風潮はある。ただし、日本と同様、伝説的な作詞家達はもはや高齢で相次いで死去し、ひと時代の終わりとなっているのも事実です。

ドイさんは下町の親分風で、今でこそ気のいい親父さん然としているが、70s−80sは相当にキレた、仕事に厳しい人だったという証言があります。歌詞をずっと眺めて読んでいくと、率直に言うとカネのためだったのでしょうが、当時どういう気持ちで書いてプロデュースしたのだろうと、思いを巡らしてしまうものも多く、イサーン人のペーソスを書かせたら右に出る者なし!このドイ・インタノンへの関心はまだまだ続いております。ご清聴ありがとうございました。(文責:江村)